ホワイトバランスを知らなかった私の失敗
カメラを趣味にしていながら、ブレやピンボケなど、いろいろと失敗をやらかしている私です。
今回は、数ある失敗経験の中から、ホワイトバランスを知らなかった頃の私の失敗談を紹介します。
屋外や屋内、さまざまなシーンで写真撮影を楽しんでいますが、「仕上がりがイメージ通りじゃない…」「私が見た風景と何かが違う…」と感じることが多々あるのです。
たとえば、レンガ造りのレトロなビルディングを撮影しても、古き良き時代の雰囲気が感じられなくて、「あれ?こんなつもりじゃなかったんだけど…」と首を傾げたりすることがあります。
その理由を調べてみたところ、「どうやらホワイトバランスが関係しているらしい」ということがかわりました。
ホワイトバランスって、どういう技術なのでしょうか?
カメラにおけるホワイトバランスとは、撮影したときの白色を、実際に見た通りの白色に近づけるための補正機能なのだそうです。
一口に白といっても、温かみのある白もあれば、クールな白もあります。
実際の風景が青みがかった白なのに、温かみのあるオレンジがかった白に仕上がったら、見た目とのギャップが生じます。
そこで、見た目通りの白に近づけて、思い通りの写真に仕上げてくれるのがホワイトバランスなのです。
ホワイトバランスを使って素敵な写真を撮る方法
私はこれまでホワイトバランスという言葉の意味すら知らず、色味について深く考えずに撮影してきました。
カメラのホワイトバランスの機能を確かめてみると、オートとなっています。
オートとは、カメラが自動で最適なホワイトバランスに調整してくれる便利な機能です。
このため、実際の風景と違和感のない撮影が可能なはずなのですが、実はオートはオールマイティではありません。
カメラが一般的にはこうだろうとインプットされた色調整を行うので、実際にはうまく働かないことも多いのです。
これが、ホワイトバランスでの失敗の原因だということがわかりました。
見た目通りの色で撮影するためには、オートではなく、環境に合わせたホワイトバランスを設定する必要があります。
一般的なカメラでは、ホワイトバランスの設定は「太陽光」「蛍光灯」「日陰」など、いくつかの環境に適したバランスがあらかじめ内蔵されています。
なので、撮影時に環境に合わせたモードを選べば、適切な色を再現できます。
これを意識するだけで、ぐっと垢抜けた写真が撮れるようになりました。
また、あえて環境とは異なるホワイトバランス設定にして撮影して、個性的な仕上がりにすることもできます。
例えば、雨が降っているのに太陽光のホワイトバランスで撮影してみるなどです。
さまざまな組み合わせを試してみるのも、楽しい体験でした。
数値を指定すればもっと詳細なホワイトバランスが可能なのですが、初心者である私にはまだそこまでの技術がありません。
でも、あらかじめカメラに設定されているホワイトバランスを試すだけでも、素敵な仕上がりが得られました。
試行錯誤をしてイメージ通りの写真を作り上げていくの作業は、カメラの醍醐味といえるでしょう。